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2025/05/19 ブログ

【メンタルカウンセリングシリーズ】今日から眠れる弁護士カウンセリング「不貞行為編 その2」

今日から眠れる 弁護士カウンセリング ~トラブルで心が折れそうなあなたへ~

第2章 男女間トラブル ~不貞行為編 その2~

 弁護士の今田健太郎です。

 さて、不貞行為が発覚するのはどういった場合が多いのでしょうか。

経験上、最も多い発覚理由はSNS(LINEなどを含む)です。夫あるいは妻が、配偶者の目を盗んで、深夜に愛情がたっぷりと詰まったようなメールのやりとりをしているものが、何かのきっかけで発見され、証拠収集のために、スクリーンショットで証拠を保全されたり、あるいは、パソコンや携帯電話に転送されているようなパターンが典型例です。

これは、なかなか開き直りが難しいです。

そのほかのケースとしては、相手方女性(男性)からの乗り込み、あるいは(ご親切な)第三者によるたれ込みなどです。

しかし、不貞行為の相手方がいるらしいということが判明したとしても、住所や氏名が分からない場合もあります。探偵に依頼するのも一つですが、結構高額な費用を請求されるケースもあるので、きちんと事前に説明を受けて契約をしておくことが必要です。

弁護士に依頼された場合、相手方の携帯電話の番号が分かるようであれば、弁護士会照会という制度によって、当該番号の契約者の名前や住所の開示を求めることができますので、一つの方法でしょう。

さて、次に証明の問題となりますが、一般には先ほど述べたメール、写真、夫(もしくは妻)が不貞行為を認めて謝罪したような書類、日記、探偵事務所の報告書などでしょうが、これらの証拠を取り揃えて、果たしてこれで勝訴できるものかどうか、弁護士に相談してみてください。

時には、証拠不十分であっても、弁護士名義で内容証明郵便などを送付することにより、一定の責任を認めて支払ってくるケースもありますし、他方で、証拠は揃っていても相手方に財産がなければ、勝訴しても回収はできませんので、手続きに要する費用と、相手方から回収できるであろう金額とを比較しながら、最もよい方法を弁護士と協議すべきです。

逆に、不貞行為の請求を受けた場合はどうでしょうか。相手方が収集しているであろう証拠を検討したうえで、訴訟のように公にならない解決方法(例えば非公開の手続である仲裁センターなどを利用する)の選択や、相談者の資力などを検討しながら、弁護士が最善の解決方法を導いてくれることと思います。いつまでも不安に悩まされることはありません。

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