解決事例

2025/03/12 解決事例

【問題社員対応】解決事例①:医療クリニックにおける職場環境改善と退職交渉

解決事例①:医療クリニックにおける職場環境改善と退職交渉

事案の概要

市内の医療クリニックにおいて、年長の看護師A氏が若い後輩に対し、威圧的な言動を繰り返し、クリニックのルールに従わない独自の指導を行っていました。院長はA氏に対し、再三注意を行っていましたが、一時的に改善するものの、時間が経つと再び同様の問題が発生する状況でした。

院長は、職場環境の悪化を懸念し、A氏の解雇または退職を求める意向を持っていましたが、A氏の意向は不明でした。

 

当事務所の対応

当事務所の弁護士は、現状においてA氏に対する解雇処分は法的ハードルが高く、万が一争われた場合に処分無効と判断される可能性が高いことを説明しました。そのため、A氏の意向を確認し、任意の退職を促す方向での対応が適切であると助言しました。

当事務所の弁護士が中立的な立場でA氏と面談を行い、意見を聴取したところ、A氏からは以下のような反論がありました。

  • 院長が自分に対してだけ厳しく当たる。
  • 指導内容が院長の裁量で頻繁に変わるため、自身の指導が独自のものにならざるを得なかった。
  • 条件次第では退職を考える。

 

解決結果

A氏の意向を踏まえ、クリニック側と交渉を行った結果、クリニックが退職金を上積みする形で合意に至り、A氏は円満に退職することとなりました。

 

まとめ

本件では、古参従業員の振る舞いによる職場環境の悪化という課題を抱えつつも、解雇処分の法的リスクを考慮し、対話を重視した解決を図ることで、トラブルを回避しつつスムーズな退職交渉を実現しました。

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