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2024/02/16 ブログ

【メンタルカウンセリングシリーズ】3 今日から眠れる 弁護士カウンセリング ~トラブルで心が折れそうなあなたへ~

2 弁護士は心の拠り所である

 弁護士の今田健太郎です。

 みなさん、弁護士にはどのようなイメージをもっていますか。

どの職業もそうでしょうが、自分と接したことがあるがあるかどうかによっても、その印象はだいぶ違ってくると思います。

あるいは、ドラマなどで描かれるイメージもあるでしょう。

一般に、弁護士は、基本的人権の尊重と社会正義の実現を目的とする、と弁護士法に書かれていますが、これでは漠然としていて良くわかりません。

そもそも弁護士も生身の人間です。

自分の生活があって、家族がいて、多かれ少なかれ悩みも抱えています。事務所の家賃の支払いや事務員さんの給料などで頭を悩ませることもあれば、健康診断の結果に一喜一憂することもあります。

きれいごとばかり言っているわけにはいかないのが現実ですが、どの弁護士も、何のために苦しい司法試験の勉強を続けてきたのかという原点に立ち返ると、やはり、法律の知識を活かして、社会的弱者や自分を頼ってくれるクライアント(依頼者)の味方になってあげたい、という気持ちをもって仕事をしているはずです。

逆に、そのような部分が感じられない弁護士には依頼すべきではありません。弁護士が困ったときに頼りたい弁護士とはどういう人なのか、という点についてはおって述べますが、国や大きな企業、社会を相手にしてまでも、時には自分の味方になってくれるというのが弁護士なのです。

みなさん意外に思われるかもしれませんが、弁護士にしてみれば、離婚にせよ債務整理にせよ、企業法務にせよ、同じ事件は一つもなく、機械的に処理できるものはありませんから、新たに事件を受けるというのは、収入を得る反面、その事件の背景も含めて、苦労を背負うということなのです。

 こうして、弁護士は、依頼事件の数だけ精神的負担を感じることになります。何とかいい解決を導きたい、何とか心の平穏を取り戻したい、何とか会社を再建したい、そういったプレッシャーは弁護士にとって重圧となり、眠れないこともあります。その分だけ、依頼者の心的負担は軽減されているのです。しかし、これは弁護士の必然的な使命です。是非、弁護士を頼ってください。弁護士は、みなさんの心の拠り所です。

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