2024/03/11 ブログ
【メンタルカウンセリングシリーズ】今日から眠れる弁護士カウンセリング「離婚を切り出されたあなたへ①」
今日から眠れる 弁護士カウンセリング ~トラブルで心が折れそうなあなたへ~
第1章 離婚
(前回の記事はこちら→
【メンタルカウンセリングシリーズ】今日から眠れる弁護士カウンセリング「離婚を真剣に考え始めたあなたへ」)
4 離婚を切り出されたあなたへ ①
弁護士の今田健太郎です。
突然妻(あるいは夫)から離婚を切り出されたあなた、予兆は感じていたとしても、現実のものとなると、どう対処していいものか混乱する方がほとんどのはずです。相談者の中には、離婚のスペシャリストで、だいたいの筋書きは分かっているんだよという強者もいますが、多くの人はそんなに強い心の持ち主ではありません。
しかし、思い返してみませんか。
そもそも、結婚するまでは一人でした。また一人の生活に戻るだけです。
結婚したくでもできなかった人からすると、一度でも結婚をして夫婦生活を営むことができた、そして、子供にも恵まれた場合には、親権の問題は別として、自分の子供がこの世に存在するという意義は、極めて大きいものがあります。
また、結婚や出産に関する価値観自体が、社会的にみても大きく変化しており、そもそも望まないというカップルも増えてきています。
冷静に考えていくことが出来るならば、必ずしも絶望視することはないのです。そして、同じことで悩んでいる人はたくさんいます。肝心なのは、この危機をどのように乗り越えていくことができるか、その気持ちの部分です。
このような事態を招いてしまった自分の心を見つめ、そして、責任転嫁せず、自分でけじめをつける心構えを持つことが大切です。このように前向きな気持ちになるまでには時間がかかりますが、投げやりになったり、相手に責任転嫁したあげく、いつの間にか良好な関係に戻っていたケースというのはほとんどありません。
逆に、自分が至らなかった点を見つめ、素直に反省する心を持っている人の元には、やり直すためのチャンスが訪れることもあります。そういった人の周りには、その人を理解し支えてくれる友人や家族の存在があり、最終的に相手方の気持ちさえも変わってくるケースを、私は何件も経験しています。
離婚を切り出され、別居されてしまった場合には、まずはジタバタせずに自分の心を見つめ直す時期です。そして、離婚をしたくないという直感が働いているのであれば、今後、どのようにすれば、再び相手方と穏やかな家庭生活を送ることができるかを書きだしてみてください。
そして、一人で悩まず、弁護士と悩みを分けあうことです。